バイクのコーナーリングが見える動画の紹介
バイクの運転が車と全く違うのはそのコーナーでの曲がり方だと思います。4輪が地面についている車は姿勢が変わることは有りません。しかしバイクはその姿勢を変えなければスピードあるコーナリングはできないのです。
コーナーの多い峠道
その姿勢について良くわかる動画がこちらにありました。
「http://www.youtube.com/watch?v=HF-lMqUXxOw」
2台のバイクでそれぞれを映していますから、その距離も含めてとても良くコーナーの姿勢がわかるようになっています。コーナーの多い峠道を走っていますから、色々なコーナーでどのようなテクニックを使っているか細かくわかる内容になっているのです。
注目はその姿勢の角度でしょう。スピードがどのくらい出ているのかはおおよそのイメージとしかつかめないかもしれないですが、大きく傾いた姿勢から予想することはできます。この時に姿勢が悪いと転倒にもつながってしまいますから、この動画を見てしっかりと参考にしたいものだと思います。
リーンイン、リーンアウト、リーンウィズとある基本的な3姿勢を念頭にしてみると、それらを使い分けて複雑なコーナーに対応しているのが良くわかると思います。コーナーで特に難しい逆バンクになっている下り坂のタイトなコーナーなどでは良く転倒すると思いますが、そんな時にどのようなテクニックを使っているのかじっくりとみるとその対応の仕方がわかってきます。3分23秒当たりからの右カーブではまずセンターへ向かってバイクを走らせながらゆっくりと傾き始めバイクの角度が十分についたところでリーンアウトになっています。あまり長いコーナーでないのですぐに姿勢を戻していますが、その一連の動作はなめらかです。
練習をするときに参考になる動画
続いての3分33秒あたりからのS字カーブではまず右カーブが軽くあってから大きな左カーブに入っていきます。この時に下りということもありまずカーブ手前で一度しっかりと減速をしています。その後センターに寄ったまま大きく左に姿勢を傾けていきます。多少バンクが付いていますからその傾きも大きく見えます。しっかりとバイクを傾けきって上体はやや起こし気味、リーンアウト状態が長く続いているのが良くわかります。左カーブですのであまりカーブの中心点の方向に寄らないようにするのが特徴かもしれません。道幅をうまく使えば角度をうまくコントロールできるということだと思います。何度見ても出口での姿勢の直しはとてもスムーズで参考にしたい部分です。
バイクは走ることがとても楽しい乗り物です。しかし、その分技術は複雑で、特に走り込んで楽しもうとしたらそのテクニックによって大きな差が出てきます。未熟なテクニックで無理をしたら、その先に待っているのは転倒に続く怪我ですから、しっかりとテクニックを勉強して怪我に繋がる転倒が少なくなるように練習を繰り返す必要があります。特に恐怖が先に立つとバイクを適正な角度に傾けられなくなります。だからその正しい角度のイメージを頭の中にしっかりと刻み込む必要があると思います。そんな練習をするときに参考になる動画の紹介でした。