知っておきたいオイル交換
オイル交換に必要な工具
バイクのオイル交換は自分でできるようになると、かなりの経費削減につながりますので、この動画を観てやり方を覚えておくと良いでしょう。
オイル交換に必要な工具は少ないので、新品の工具を買ったとしてもすぐに元が取れます。
まず、ドレンボルトを外すための工具としてスパナが必要となりますが、角をなめることがないようにソケットやメガネレンチを用意した方が良いでしょう。
また、古いオイルを受けて捨てるための廃油ボックスも必要となります。
オイルの廃棄方法は自治体によっても異なりますが、ショップで売っているオイルを受けてそのまま捨てられるタイプのものが一番便利です。
さらに、ドレンワッシャーもしくはドレンパッキンを準備します。
ワッシャーはすぐに傷んできてオイル漏れの原因となりますので、オイル交換の度に交換するのがおすすめです。
最後にオイルを入れるためのオイルジョッキがあると便利ですが、プラスチックボトルなどを切って代用することもできます。
オイルの選び方とは?
バイクや自動車のオイルはメーカーによる違いの他に、粘度の違いがあります。
これは「10W-30」などの形で記載されているもので、左側の数字は高温時の粘度を示していて、右側の数字は低温時の粘度です。
気温によって選ぶべきオイルが変わってくるという原則があるものの、基本はバイクのモデルによってオイルが指定されていますので、それを選ぶのがベストとなるでしょう。
日本においては10W-30か10W-40が主流となっていますので、この二つのいずれかを選べば問題ありません。
オイルの種類という面では、化学合成油、部分合成油、鉱物油という3つがあります。
鉱物油は旧車で多いもので、化学合成油は品質が良いためスポーツタイプのバイクに使用される傾向があります。
もちろん、化学合成油がベストなのですが価格も高いため、普段街乗りが多いのであれば合成油でも十分です。
オイル交換の方法
バイクのオイル交換は結構簡単です。
まずエンジンをかけ、軽く暖気をした後にエンジンを停めます。
そして、オイルタンクの下に廃油ボックス、その下に新聞紙やぼろ布などを置き、タンク下にあるドレンナットをゆるめて古いオイルを流します。
すべてオイルを流し終わったら、ドレンワッシャーを交換してネットを締めましょう。
その後、オイル量をチェックしながら新しいオイルを注いでいきます。
この時必ず少なすぎることもなく、多すぎることもないように量を細かく確認することが重要です。
場合によっては、エンジンをかけると多少オイル量が減ることもありますので、最終的にちょっとエンジンを回してみてからオイル量をチェックするのも良いでしょう。