自分でもできるグリップ交換
グリップ交換に必要な道具類
グリップはバイク走行の際に最もライダーの感覚に影響を与えるパーツとなります。
また、触ったり紫外線や雨風の影響を受けたりして、最も劣化が激しいところとも言えます。
そのため、劣化が進んできたら早めに交換するのがベストですが、意外と自分でも簡単にできる作業ですので、これを機に動画を観ながらやり方を覚えてみるのはいかがでしょうか。
グリップ交換に必要な工具は、ドライバー、シールはがし用ドライバー、パーツクリーナー、シールはがし液、樹脂製のスクレーパー、接着剤、ウエスといったところです。
シールはがしドライバーはグリップ下のプラスチック部分を傷つけないために専用のものがいいですが、もしなければマイナスドライバーを慎重に使えば大丈夫です。
グリップを外す方法
まず、グリップエンドを外しますが、それぞれのエンドによって外し方が異なりますので、説明書を見ながら外すようにしましょう。
基本的には先端部分のビスをドライバーで外せば、簡単にエンドを取れるようになっています。
その後、シールはがしドライバーもしくはマイナスドライバーをグリップとハンドルの間に押し込み、パーツクリーナーを吹きかけます。
クリーナーをかけると接着剤が弱くなりますし、潤滑効果も出ますのでスムーズに作業が可能です。
そして、シールはがしドライバーを入れたままで、ぐるっとグリップ下を一周してハンドルとグリップをはがします。
ここまできたら後は簡単で、グリップを回転させながらゆっくりとハンドルから外します。
グリップを入れていく方法
グリップが取れた状態のハンドルは接着剤で汚れていますので、シールはがし液を吹きかけて数分間浸透させておきます。
その後、樹脂製のスクレーパーを使って汚れを取っていきましょう。
きれいに汚れが取れたら、最後にパーツクリーナーをかけてウエスできれいに清掃します。
この状態で接着剤をハンドルにまんべんなく塗布していきます。
あまり着けすぎると接着剤がはみ出てきますので、奥の方は少し量を減らしておくのがコツです。
接着剤を着け終わったら、グリップをゆっくりと回すようにしながら入れ込んでいきます。
入れ込んだら軽く握ってグリップが接着剤となじむようにします。
後はバーエンドを装着して、接着剤が硬化するまで待つだけです。
バーエンドの装着では脱落防止のために、ネジロック剤を塗布しておくことをおすすめします。
こうしたグリップ交換の作業時間は全体で15分程度と、とても簡単です。
若干取り外しの際に力がいることもありますが、動画で見ても分かるように、全体として楽な作業ですので、ぜひとも自分でできるようにチャレンジしてみましょう。