街中を300km/hで突っ走るマン島TT
マン島TTレースについて
100年以上にわたって開催されているマン島TTレースは毎年のように死者が出てしまう、非常に危険度の高いレースです。
なぜ、このような危険なレースが100年以上にわたって行われているのでしょうか?
バイクのレースは安全性を確保するためにサーキットで行われることが一般的です。
ところが、マン島TTレースは一般道で行われるレースなのです。
街中を高速のバイクが走る光景は見る人に大きなインパクトを与えてくれています。
マン島TTレースはイギリスのアイリッシュ海にある小さな島の一般道で開催されています。
1907年に開催されたのが初めてです。
もともとは市販車の性能を確かめるために開催されていたのですが、大きな注目を集めるようになった結果、現在のようなレースになりました。
マン島TTレースのコースは島全体を一周するものですが、コースの途中には街中を抜ける部分もあり、非常にスリリングです。
日本の一般道よりも、狭い道を最高時速300キロのバイクが競い合うことになります。
コーナーの数は200以上もあって、コースをすべて把握するだけでもかなり大変になります。
過酷な条件で開催されるレースということになるので、毎年のように死人がでています。
バイクがひとたびクラッシュしてしまうと、大きなアクシデントになってしまうこともしばしばです。
観戦者も危険
マン島TTレースが始まってこれまで200人以上の人が死んでしまっています。
コースにはフェンスのようなものは設置されていませんので、バイクを運転しているライダーだけでなく、観戦者にも危険が伴うレースになっています。
このような危険なものであるにも関らず、レースを観戦するために毎年のように3億人以上の人が集まってきています。
マン島TTレースは誰でもが参加することが出来るわけではありません。
本戦に出るためには予選会をかちぬかなければならないのです。
そんな、高度な運転技術を持ったレーサー同士の対決だから、見ごたえ十分ということになるのです。
日本からの参加
マン島TTレースへは日本人の参加も行われています。
世界のレーサーと日本人が戦う光景は言うまでもありませんが迫力に満ちたものとなっています。
自分のレーステクニックに自信があるのであれば、レースに挑戦してみることもお勧めです。
今後の展開
マン島TTレースはこれからも多くの人に大きなインパクトを与え続けることでしょう。
日本からも多くの観戦者がこの地を訪れています。
イギリスの古き伝統を残した観光名所という側面もありますので、レースと一緒に観光を楽しんでみてもいいでしょう。
国を代表する伝統料理であるスパッズ・アンド・ヘリンを堪能しながら、レースを楽しんでみてはいかがでしょうか?