どんなステージでも楽しめる高性能スポーツモデルGSX-8R
スズキGSX-8Rの特徴・魅力について
2024年1月に、スズキのGSX-8Rが国内デビューを果たしました。
このGSX-8Rは新型ネイキッドタイプ、しかもアッパーミドルクラスにスズキが新モデルを投入するのはじつに久しぶりのこととあって、発売前からバイク好きの間ではかなり話題となっていました。
そんなスズキGSX-8Rでは、先行モデルとなるGSX-8Sの基本的な部分を継承しつつ、さまざまな面で改良と工夫が盛り込まれた内容となっています。
まず一見して興味を引かれるのは、そのデザイン性です。
これまでのGSX-Rシリーズの基本路線を引き継ぎつつも、より洗練された鋭角的なデザインとなっています。
しかも単にデザイン性の追及だけにとどまらず、空力性能や走行安定性を高めるためのフロントフェアリングなど、性能面へのこだわりも取り入れられています。
そしてフルカウル化を実現することで、ハンドルはセパレートタイプに。
このフルカウルもデザイン面の変化に大きな影響を及ぼしていますが、無駄を極限まで省いたシンプルでありながら洗練された外観になっているのが特徴です。
エンジン部分を露出させたことで、洗練されたデザインに少し無骨なテイストを取り込んでいるのもこの新モデルの特徴・魅力として挙げられるでしょう。
シート高は810mmですが、車体そのものがコンパクト&スリムなので小柄な方でも運転しやすい足つきの良さも備えています。
スズキGSX-8Rのスペック・仕様について
排気量は775cc、車両重量は205kg、スリム&コンパクトな車体だけでなく軽量化が実現している点も大きなアピールポイントと言えるでしょう。
カラーバリエーションは「トリトンブルーメタリック」「マットソードシルバーメタリック」「マッドブラックメタリックNo.2」の3種類です。
エンジンはスズキの最先端の技術「スズキクロスバランサー」を採用したパラレルツインエンジンを搭載。
走行中にエンジンからもたらされる振動を抑制することで、ツーリングなど長時間での走行に適した仕様になっています。
しかもエンジンそのものの小型を実現することでハンドリングも向上し、滑らかな操縦性とパワーの両方を味わうことができます。
ツーリングの際に役立つのがディスプレイで、GSX-8Rでは5インチのカラーTFT液晶マルチインフォーメーションディスプレイを採用、見やすい画面で非常に幅広い情報を提供できる仕様になっています。
例えば任意に設定したエンジン回転数に達した場合には、シフトチェンジのタイミングを教えてもらう機能もついているほか、アラートや警告をわかりやすく伝えるポップアップ表示、運転する時間帯に合わせて見やすい方を選択できるデイモード(白)とナイトモード(黒)の2種類の表示モードを搭載しています。
もともとバイクと一体感を味わいつつ走行できるモデルとして評判の高かったスズキのGSX-Rシリーズですが、今回の8Rではその魅力にさらに磨きをかけたうえでライダーの期待に応える仕上がりになっていると言えそうです。