世界初採用となったHonda E-Clutch を搭載したCB650R

ホンダのCB650Rの特徴・魅力について
ホンダは2024年5月に新型のCBR650Rを発表、そこでは世界初となる最新の設備「Honda E-Clutch」が搭載されており、これが大きな話題となっています。
この「Honda E-Clutch」は、ホンダによるとマニュアル車を操縦する醍醐味をそのままに、さらに快適かつスムーズな操縦を可能にした新技術となっています。
とくに注目の的となっているのが、クラッチコントロールの自動制御機能です。
この自動制御によってライダーが手動で操作する必要がなくなり、つねに最適なクラッチコントロールを可能にしています。
しかも、この自動制御が働いている状況でも、ライダーが自らクラッチ操作を行うことで手動でコントロールすることも可能な仕組みになっています。
さらに快適でスムーズな操作性を実現しつつ、手動での操作にこだわりたいライダーの意図にも応える柔軟な仕組みになっているのです。
この機能は、最初からON/OFFを設定することもできます。
ですから、ツーリングなどで長時間の運転を行う際には状況に応じてこのE-Clutchを利用したり、手動にこだわったりといった使い分けができます。
これによって楽できるときは楽をして、思う存分ライディングを楽しみたいときに手動でバイクとの一体感を味わう、といった面白さを味わうことができるわけです。
もちろん、この新しいCB650Rの魅力はこの新技術だけにとどまりません。
デザイン性では、ホンダらしいしなやかでありながら先鋭的な印象も備えたシンプル&ダイナミックな外観となっています。
リアデザインには4灯の大型LEDを採用、デザイン性と視認性の両立を実現しています。
ホンダCB650Rの仕様・スペックについて
総排気量は648cc、シート高は810mm、全長は2120mm、全幅は780mmです。
それなりのシート高がありますが、コンパクトな造りということもあって足つきも良好です。
標準装備として5インチフルカラーTFTメーターを新たに採用、これはバイクとスマートフォンとを連携させることによって音楽再生やナビゲーションなどの操作もできる「Honda RoadSync」も装備されているものです。
カラーは「パープルディープマッドグレー」と「マットバリスティックブラックメタリック」の2種類がスタンバイ。
どちらもメタリックな印象を全面に出しているのが大きな特徴です。
なんと言っても世界初のE-Clutchシステムが大きな目玉となっているわけですが、今回の新型モデルではデザインを一新するなどさまざまな部分で大胆な変更が加えられています。
ホンダが世に送り出したまったく新しいシリーズとして評価することも可能でしょう。
MT車にこだわる方にとっては、またひとつ魅力的な選択肢が増えた、といったところでしょうか。