最新の排ガス規制に対応したZ H2 SE(2023モデル)
さらに進化した「Z H2 SE」
カワサキモータースジャパンが2023年4月8日に発売した「Z H2 SE」は、同社のフラッグシップモデルである超高性能ネイキッドバイク「Z H2」の進化版です。
この新しいモデルは、先進の技術と独自のデザインを採用し、スポーツ性能と快適性の向上を目指しています。
まず大きなポイントとして上げられるのが、「Z H2 SE」は998ccの4気筒エンジンを搭載していることです。
このエンジンは過給器を搭載しており、最高出力は200馬力、最大トルクは137Nmと非常に高いパフォーマンスを発揮します。
また、新たに電子制御サスペンション(KECS)が搭載され、路面状況に応じて自動で適切なダンピング力を調整することが可能です。
これにより、乗り心地とハンドリング性能が向上しています。
また、「Z H2 SE」は先進の電子制御技術を多数搭載しています。
たとえばスマートフォンと連携する「RIDEOLOGY THE APP」を使って、バイクの各種設定や走行データの確認が可能です。
さらにカワサキトラクションコントロール(KTRC)やカワサキクイックシフター(KQS)、カワサキブレーキマネジメントシステム(KIBS)など、各種の安全装備も搭載されています。
外観に関しては、「Z H2 SE」はシャープでアグレッシブなデザインが特徴で、LEDライトやデイタイムランニングライトを採用しています。
また、新たにデザインされたマフラーも特徴的で、スポーティーな印象を強調しています。
さらに「Z H2 SE」は、快適性を向上させるために新たなシートデザインや風防の採用があります。
これにより高速走行時の風圧が軽減され、長距離のツーリングでも快適に走行することができます。
厳しい排ガス規制をクリア
最新の排ガス規制について、「Z H2 SE」は欧州で施行されている厳しい排ガス規制「Euro 5」に対応しています。
これは二輪車の排ガス排出量を大幅に削減することを目的とした規制で、2020年に導入されました。
Euro 5に対応することで、「Z H2 SE」は環境性能の向上を実現しています。
また、日本国内でも自動車排ガス規制が厳しくなっており、「Z H2 SE」はこれらの規制にも対応しています。
これにより同モデルは、環境に配慮した性能とデザインを両立させたバイクと生まれ変わったのです。
価格に関しては、高性能であることを考慮すると、比較的手頃な価格帯に位置しています。
国内の販売価格は2,255,000円(税込)です。
この価格帯で提供される高性能バイクとしては、「Z H2 SE」は多くのライダーにとってかなり魅力的な選択肢と言えるのではないでしょうか。