令和の時代も歴史を刻み続ける「新型カタナ」
進化し続けるカタナの歴史
カタナがバイクファンの前にその鮮烈な姿を現したのは1981年、1100cc空冷4気筒エンジンをつんだフラッグシップモデルとして登場したこのバイクは、そのデザインが強烈でした。
それまでのバイクには見られなかった独創的なデザインは、ライダーたちを虜にし現在もその魅力にはまっているライダーは少なくないのです。
デザインはドイツ人のハンス・ムート氏によるもので、1970年代から日本メーカーのバイクは人気を博していた中でもカタナは世界的な高評価を受けました。
当時のバイクの中でも最高出力111psと型破りなグランドツアラーとして、その性能を見ても魅力にあふれるバイクです。
新型カタナのスペックは?
仕様海外向けモデルで全長は2125mm、全幅は830mmで全高1110mmとなっています。
シート高は825mmでエンジンは水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒です。
ミッションは6速でフロントタイヤが120/70ZR17M/C(58W)、リアタイヤは190/50ZR17M/C(73W)、スズキが開発した3モードトラクションコントロールシステムが採用されています。
3モードトラクションコントロールシステムは速度センサーやスロットルポジションセンサーなどの情報を解析するシステムで、この情報によってリアタイヤのホイルスピンを感知するとエンジン出力を弱くするという画期的なシステムです。
こうした最新システムが搭載されたことで走行性が抜群に良くなっています。
新型カタナはらしくない?ところが魅力になる?
新型カタナはオリジナルのカタナと比較してフォルムが大分違いシャープな印象が薄れ、ゴツッと男っぽくシルエットが太く短いという印象になっています。
元々カタナはハンドルが低めにセットされたクリップオンスタイルでした。
新型カタナは幅が広めのアップハンドルに変化し、ライディングポジションをとってみるとこの違いがわかります。
バイクを覆うようなライディングポジションではなく緩やかで楽にポジションがとれるのです。
バイクを覆うポジションは年齢とともにきつくなりますが、この新型カタナであればしがみつくことも必要なく前傾姿勢を保たなくても楽に運転できます。
こうした一定の変化によってオリジナルのカタナファンからは、「らしくない」という声が多いようですが、これもスペックなどをよく理解しどういったコンセプトを持っているのか理解できてくると、オリジナルのカタナのように受け入れられるようになるはずです。
鮮烈なデビューを果たした初代カタナはそのデザインがある意味突飛だったことから、新型カタナのように「受け入れられない」というライダーもいました。
しかし現代まで「カタナ」というバイクが受け継がれてきているところを見れば、新型カタナがカタナらしくないという方々も魅力を徐々に感じていくでしょう。
新型カタナの動画でわかるカタナとの違い
新型カタナと従来のカタナで大きく違う点はやはりデザイン、フォルムです。
新型カタナの全景を見ることができる動画では、ゆっくりとカタナ全体を見せてくれます。
どこが違い何が変わったのか、動画を見ることでその違いを感じることができるでしょう。
初代からバイクファンを惹きつけ現代までその魅力を発信し続けているカタナのこれからも楽しみです。
動画からこの魅力あるバイクの特徴をつかんでください。