海岸沿いツーリングのバイク動画撮影に適したポイント紹介
海岸沿いのツーリングをしながらバイク動画の撮影を考えているなら適しているツーリングポイントを3箇所で紹介します。
最初は東北からです。
撮影ポイントには困らない
仙台から青森まで縦貫する国道45号線は宮城県から岩手県にかけては海岸線を縫うように続く東北の湾岸ロードです。
途中三陸自動車道が開通しているところがあり、それを経由すれば快適性が増します。
仙台市、石巻市、気仙沼市、大船渡市、釜石市、宮古市、八戸市、十和田市と続いて行きます。
石巻から宮古までは3.11により破壊されてしまい海岸線の家々はすべて廃墟となっていますが、海は何もなかったかのように穏やかに群青を湛えているのです。
潮の香り、爽やかな風、目に優しい海の青、リアス式海岸の切り立った厳しさとは裏腹にバイクが受ける清々しさは格別です。
高速道路ではないので快適に走るというわけには行きませんが、海を堪能しながらのんびり走るには適しています。
撮影ポイントは多々ありますので、走りながらここぞというところがあったら撮影するといいでしょう。
岩手県側の方がリアス式海岸が顕著で観光名所も連続しているので撮影ポイントには困らないでしょう。
房総半島九十九里浜
次に房総半島九十九里浜です。
白浜町から国道410号線を北上し、千倉町を過ぎて丸山町から国道128号線と進み、外房黒潮ラインを太平洋の海原を右手に見ながら快走して行くのが九十九里道路まで続く外房走破コースの定番です。
御宿町、大原町を通過して一宮町に入り国道128号に別れを告げ県道30号線に進路変更します。
九十九里浜まで一直線です。
一宮町の海岸線から九十九里浜が始まり、この一帯から約25Kmに渡って国内最大級のビーチが続き、サーフィンボードを抱えた若者が目立ち、かなりの賑わいですよ。
九十九里道路は、何となく周りの環境が優しさを感じさせ、心和む有料道路です。
道路両サイドの緑と海の青、砂浜の白が絶妙のマッチングで、ネイキッドバイクの受ける風も心なしか優しく感じるのは気のせいでしょうか。
この九十九里道路ならどこでも撮影ポイントになります。
約20キロしかない自動車専用道路で、アクセルワイドオープンでめいっぱいのスピードを出せばすぐに終わってしまいます。
風に溶け込む自然との一体感を得るために60Kmくらいでのんびり走るに限りますし、それでも30分もかからず終点です。
最後に能登半島千里浜なぎさドライブウェイです。
正に砂浜を貫く波打ち際の波かぶり道路で、日本で唯一のバスやトラックの大型車でも普通に走れる砂浜の道になります。
道路標識も普通の道路と同じようにあり、砂浜がこのようになる理由は砂の細かさにあります。
能登半島の地形と河川が特別にきめの細かい砂を作ったと言われているのです。
雄大な波打ち際を爽やかな海風を受けてゆったり走る爽快感は、正にバイクの特権のようなものです。
8Kmの観光道路で、道路すべてが撮影ポイントですよ。
筆者の一番のお勧めは能登半島千里浜なぎさドライブウェイで、ここが道路の距離が8Kmしかなく撮影場所を探す必要がありません。
どこのポイントでも波かぶりの迫力があるので撮影には最も適しています。
バイクが引き立つツーリング撮影がきっとできることでしょう。